営業から開発まで、バトンを繋いで実現する「公共交通のDX」。QUADRACがチームで挑む社会実装の舞台裏

2026.05.12

左から:T.Aさん(営業)/H.Kさん(品質部)/T.Tさん(プロジェクト推進部)/Y.Hさん(業務管理)/S.Kさん(開発部)

2025年のオフィス移転を経て、全職種1フロアの環境となったQUADRAC。そこで若手社員は、どのような想いで「新しい当たり前」を創っているのでしょうか。部署もキャリアも異なる5名の若手メンバーに聞きました。

多彩な背景を持つスタッフが混ざり合うQUADRAC

――まずは皆さんのこれまでのキャリアと、入社の決め手を教えてください。

T.A(営業):私は新卒でSIerを経験し、より業界を深く見てみたいと言う思いからIaaSの営業へ転身しました。ただ、この領域はお客様にメリットを実感していただくのが難しく、結果、営業としてのやりがいも感じにくい状況でした。SaaS領域であれば、やりがいがあるのではと考えて2021年にQUADRACに入社しました。

H.K(品質部):私は2024年入社ですが、前職は医療業界の事務職で、インフラ業界は初めての挑戦でした。現在は品質部で、在庫や出荷、発注関連の事務を担っています。

T.T(プロジェクト推進部):私は少し変わっていて、車のディーラー、ゲームセンター店長、水泳指導員など色々な職場を経験してきました。コロナ禍を機にプログラミングを独学し、社内SEを2年経験して2025年にQUADRACに入社しました。

Y.H(業務管理):前職は自動車パーツを製造する会社で半導体の開発をしていました。そこからキャリアチェンジを考え、派遣スタッフとしてQUADRACに来たのが縁で、その後社員になりました。今は社内インフラ管理や総務などの業務で、組織の土台を支えています。

S.K(開発部):私は初の新卒採用として入社しました。「クレジットカードでの交通決済」という新しい技術に惹かれ、その普及に直接携わりたいというのがQUADRACを選んだ理由です。

「受注」から「実装」まで:部署を越えた連携のバトンパス

――QUADRACでは、一つのプロジェクトがどのように進んでいくのでしょうか。

T.A:私たちは、交通系の事業者様をメインターゲットに営業活動をしています。その中で、事業者様から発注をいただけたら、Tさんのいるプロジェクト推進部へバトンを渡します。

T.T:そうですね。プロジェクト推進部がバトンを受け取ったら、具体的に「どの駅の、どの改札に、何台端末を置くか」といった詳細な仕様を事業者様と詰めます。その仕様を元に、品質部へ端末の納期を伝え、開発部にはサーバの準備や端末のテストの手配を依頼します。

H.K:Tさんが説明したように、品質部は、端末の手配や出荷時の品質管理などを担当しています。端末は海外から輸入するので、輸入の手続きを行い、端末が届いたらテスト実施、バージョン管理や各種設定まで、開発部と連携しながら出荷までの準備を整えます。私の担当は、端末の輸入に関連する各種業務です。Kさんは開発部でどんな業務を担当していますか?

S.K:私は、主に、端末一台ごとにデータを紐付ける「登録」を担当しています。大きな駅だと改札機の数も多いため、膨大な入力作業になりますが、現在はこれまでの手作業をツール化して効率化することにも取り組んでいます。他に、開発部では、導入後のシステムの運用保守管理や個別の開発が必要な事業者様向けの開発なども担当しています。

T.A:Hさんのいる業務管理部とプロジェクトへの関わりはどうですか?

Y.H:社内システムという面でも全員の業務に裏から関わっているとも言えますが、その他に私自身は営業事務業務も担っているので、請求書などの書類管理をしたり、出荷申請システムの管理をしたりと、全部署に関わりながらこのバトンリレーが途切れないよう支えています。

社会インフラを担う「責任」と、社会実装から感じる「誇り」

――社会インフラという責任の重いサービスを扱う難しさと、やりがいは?

T.A:やはり、障害や不具合が起きた際の事業者様の反応は、他業界とは比べものにならないほど切実なので、重い責任を感じます。一方で、導入後に利用件数が数字として目に見えて増えていくのは、大きな手応えになります。皆さんはどうですか?

S.K:私はまだ目の前の業務にがむしゃらに取り組む毎日ですが、休日に出かけた際、自分がデータを登録した改札をタッチ決済で通っている人を見かけると、心の中で「よしっ」と誇らしい気持ちになりますね。

H.K:その気持ち、わかります。私も自分の管理した端末が利用されているのを見かけると、誇りを感じます。一方で、「当たり前を変える」ことの難しさも痛感しています。交通系ICが普及している日本で、新しい決済手段を選んでもらうのは簡単なことではないですよね。

Y.H:私は直接、弊社サービスの導入に関わっている訳ではないのですが、毎月の請求業務を通じて、利用件数が右肩上がりに増えているのを実感しています。あとは、友人から「あのバスでタッチ決済が使えるようになって便利になったと喜んでいる人がいたよ」と聞いた時は、自分の仕事が社会に繋がっている実感が湧きましたし、1つ次のフェーズに進んだなと感じました。

ベンチャー企業からミドルステージへ。過渡期における柔軟性と、フラットな組織がもたらす成長の実感

――QUADRACでの働き方や、自身の成長についてはどう感じていますか?

H.K:中途採用中心で社会人としてもベテランが多いので、最初は「そこで私に意見を言えるかな」と不安でしたが、良い意味でギャップがありました。若手・ベテラン関係なく、意見を聞いてくれる社風がありますし、新しい提案を受け入れ、クイックに反映してくれる、フラットな環境です。

T.T:色々な職場を見てきたので、Kさんがおっしゃるフラットさは私が一番感じているかも(笑)良くも悪くもベンチャーなので、役割が曖昧な部分もありますが、私自身はそれをチャンスと捉えてちょっとだけ担当領域をはみ出るような業務をすることもあります。そういう意味では、これまでの自分のスキルや経験を活かせているのかなと。中途採用が多い会社なので、社員それぞれに違った経験や背景があるという環境も楽しんでいます。

Y.H:前職では自分の専門領域だけ見ていれば良かったのですが、今の仕事は会社全体を見渡して、ルールや業務フローを改善をしていく立場。他の職種の方が、どんな風に業務をしているかを理解していないとできないので、視野が格段に広がりました。

T.A:営業担当としては、単に導入して終わりではなく「いかに利用を増やすか」という課題に向けて提案力が求められます。ある事業者に喜ばれた提案が、他の事業者にも同じように受け入れられるかというと、そんなことはなかったりする。不具合対応も含め、お客様の想いに寄り添う経験が自分を成長させてくれています。

成長を求め、変化を楽しみ、自ら仕組みを創る人へ

――最後に、どんな方と一緒に働きたいか教えてください。

T.A:事業への共感は一番大事だと思います。合わせて、IT知識だけでなく「金融」など新しい知識を吸収することを楽しめる、好奇心旺盛な方でしょうか。Hさんは?

Y.H:Aさんと近いと思うのですが、変化を楽しめる人ですかね。ベンチャー企業からミドルステージへの過渡期にある弊社は、まだまだ様々な変化があると思います。担当していなかった業務を担うことになることもあり得ると思うのですが、それを「明日から新しい業務ができるなんてラッキー」と楽しめる人が向いていると思います。

H.K:私は、厳格なルールがない中でも自律して働ける方かな。そして、このサービスを日本中、さらには世界へ広げていきたいという想いに共感してくれる方をお待ちしています。