人が移動の自由を謳歌できる世界を実現するために。
私たちのこれまでの歩みと、私たちの使命をご紹介します。
QUADRACは、ソニーで⾮接触ICカード(FeliCa)※を開発した精鋭が⽴ち上げたテクノロジーベンチャーです。
私もソニー⼊社時からこの開発に関わり、1994年の当時は「電⾞やバスにカードで乗り、コンビニでの⽀払いもカードで済ます」なんて夢のような話だったことが、どんどん当たり前になっていく社会変化を⽬の当たりにしてきました。そして、通信技術やクラウド技術開発の分野を通じて、クラウドとハードウェアが連携した⾳声サービスの⽴ち上げを経験したのち、ソニーを退社しQUADRACへ加⼊。
そしていま再び、⼈の移動と決済の仕組みをアップデートすることに挑戦しています。
FeliCaが誕⽣して約25年。現在では様々な交通決済サービスがあります。しかし、⼀つのサービスでどこへでも⾏けるわけではありません。交通系ICカードサービスだけでも各地域の交通機関が展開する様々なサービスが存在し、地域が違えばカードの使⽤地域をまたいで乗り降りすることはできません。ましてや海外では使⽤することもできません。店舗での購買においても、ご存知の通り、様々なIDやサービスが混在しています。
⼀般⽣活者にとって⽀払い⽅法がどんどん多様化、複雑化しているこの状況は、本当に⽣活者にとって便利な状態なのでしょうか?僕は決して⽣活者中⼼ではないと感じています。
どんな⼈にとっても、お⾦の出どころは1つか2つです。お⾦を出すお財布は1つにし、乗り降りする⾃分を認識してくれさえすれば、お⾦は後から⽀払うこともできます。事前のチャージや対応カードの違いを気にする必要もありません。⼈は事前の⽀払いのことを考えることなく移動に集中できます。
電⾞でもバスでも。さらにはレンタカーやレンタサイクルなどでも。事前の⽀払いを気にせず利⽤でき、決済は後から⾏う形こそが⾃然ではないでしょうか。
私たちはすべての交通⼿段が⾃然な形で利⽤できるよう、⼈と交通機関の乗降をシームレスにつなげる仕組みを開発しています。⼤量のリーダー端末から得られたデータを⾼速に処理・解析することが可能な⾼性能サーバとデータセンターを⾃社開発。このバックエンド環境をベースに、クレジットカードやQRコードをIDとして利⽤する交通決済サービス「Q-move」を提供しています。このインフラサービスが普及すれば、利⽤者は駅やバスの乗降⼝でクレジットカードやQRコードをかざすだけで乗り降りすることができ、⽀払いは後から、という移動スタイルを実現できます。
これからの数年間で、私たちを取り巻く移動環境は⼤きく変わるでしょう。運転の⾃動化に加え、電⾞やバス、さらにはシェアリング可能な⼤⼩様々なモビリティーサービスがネットワーク化され、リニアに代表されるような超⾼速な移動⼿段も登場し、⼈々はより容易に、そして⾃由に移動できるようになるはずです。
しかし、そのような世の中においても、利⽤するサービスやIDがバラバラでは、⾃由な移動とはいえません。
⽀払いの違いを気にすることなく移動でき、さらには移動先でのホテルのチェックインや購⼊などもIDひとつで済ますことができる。⽀払いはIDに紐付く形でサーバーで処理され、利⽤者に後から通知される。こうした体験が実現されて初めて、⼈は移動の⾃由を謳歌できるのだと思います。
⾮接触ICカードシステムを開発した当時は夢のような話だったことが、もっと進化して数年後には実現されているかもしれません。
私たちは、⾃由な移動社会の実現を⽬指して、⾰新的なサービスを⽣み出し続けていきます。
※「FeliCa」は、ソニー株式会社の登録商標です。
※「FeliCa」は、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。
どんな世界の実現を使命としているのか?
人が移動の自由を 謳歌できる世界を実現する。
そのためにどんな目標を立て行動しているのか?
新たな決済技術を用いて、 日本社会における 移動のストレスを減らしたい。